太耀から紹介を受けました、4回生の五十嵐です。罪制度を導入したのはいいものの、自分が遅刻するのが怖かったので、新しく目覚まし時計を買い、毎日スマホと二重でかけるようにしました。すでにこれに助けられているので、寝坊しがちな人にはお勧めです。
今回は、フランス旅行の際の思い出について書いていこうと思います。
フランスに行ったのは今年の2月初旬で、同期の橋本、石原と3人でいきました。出発2週間前に突如決めた弾丸旅行です。
フランスには、同期の才田くんが留学中なので、彼の寮に泊まり込めば格安で行けるし、こんなチャンスもうないだろうと思い急いで予約しました。
部活の練習との兼ね合いもあったので、ゆっくり観光できたのは3日だけですが、特に印象に残った場所についてピックアップして記そうと思います。
0日目
この日は移動日です。時差は8時間もあるので、昼に日本を出て、夜にパリにつきました。
空港から才田の寮までUber taxiで移動したのですが、彼らは120km/hなのに車間距離5mで走るので、生きた心地がしませんでした。
1日目
・朝食
一日目の朝ご飯は、才田がクスクスと目玉焼きを作ってくれました。クスクスとは、小麦でできた主食にあたる食べ物で、見た目も黄色くてちいさい米のようなものです。これと、目玉焼きを’samurai sauce’で食べるのですが、目玉焼き以外すべて口に合いません。日本ではまず遭遇することのない味で、食感もつぶつぶしていて米とは程遠いと言えます。
一応残すのは悪いと思い、全部食べ切りましたが、普通にまずかったです。まずいと言いながら三人で食べたので、才田には非常に申し訳ないなと思っています。
・ルーブル美術館
ルーブル美術館はご存じの通り、有名な美術作品を多数収容しています。モナリザ、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、ドラクロワの民衆を導く自由の女神など、だれでも見かけたことのある作品であふれています。しかも、どれも単純にサイズが大きく、スケールの違いに圧倒されつづけました。
モナリザが他の作品と比べて小さく、ちょっとしょぼく見えることを除けば、とても良い美術館だと思います。
・地下鉄
移動には基本的に地下鉄を利用していました。
少し大きめの駅には、観光客案内用の駅員が立っていることがあります。僕ら三人は才田の大学の寮まで帰れる電車がどれかわからなかったので、駅員に聞きました。が、大学名を言っても全く通じず、コミュニケーションが取れません。最初は英語で話してくれていた駅員も、次第にイライラしてきたのか、突如フランス語で話し始めたので、サンキューとだけ言って離れました。
2日目
この日以降、才田が休日だったので、いろんな場所に案内してくれました。
・エッフェル塔
やはり、ここに行かないとパリに行ったとは言えません。めちゃくちゃ大きいわけではないですが、夜はライトアップされていてきれいでした。才田君はすでにいろんな女の子と4回ほど見ているようで、細部まで詳しく解説していました。
・O’Tacos
昼ごはんにタコスを食べました。タコスのファストフード店です。タコスがフランスのものかは置いといて、日本でいうハンバーガーのような立ち位置らしいです。才田は常連らしく、お勧めされたLLサイズをみんなで食べたのですが、さすがに大きすぎました。よくある、おいしいのは最初の数口だけ、というやつです。
まさに次郎系を食べているときの絶望感を味わえます。公園にいた鳥に少しずつ分け与えながら、もう絶対に来ないと決めました。
・ポンピドゥ・センター
現代アートの美術館です。あまり有名ではありませんが、才田が行きたかったらしいのでついていきました。しかし、現代アートを謳うだけあり、ただの椅子を展示してみたり、緑一色の絵を作品と言い張ったり、スコップを吊り下げたり、理解に苦しむ作品ばかりでした。
4人とも幼いので、局部のあらわになった作品などを見つけては、キャッキャしながら写真を撮っていました。心なしか、奥に進むにつれて周りから人がいなくなっていきました。
3日目
・ヴェルサイユ宮殿
ここが一番感動しました。豪華な装飾が施された鏡の間や、ゴルフ場のような庭など、まさに豪華絢爛。日本では絶対に見られないような景色の数々に、だれもが感嘆するでしょう。
一応欠点も挙げておくと、似たような部屋が多すぎて途中から飽きてくるところくらいです。子連れのお父さんはみんな座っていました。どこの国のお父さんも同じようなものなんですね。
・モンマントルの丘
パリの中では高い位置にある丘です。夜景を見に行きました。パリが一望出来て非常にきれいでした。
ちなみに、橋本くんはここのことをずっとモン・サン=ミッシェルだと思っていたらしく、帰国後にモンサンミッシェルの写真頂戴!と言っていた時はびっくりしました。彼の旅程への理解のなさが伺えます。モンサンミッシェルは往復12時間だよ。
・Sushi Antony
パリでは珍しい、寿司食べ放題の店です。しかも格安。
突っ込みどころはいろいろありますが、あまりいい思い出ではなかったことだけ言及しておきます。
他にも、現地人に”你好”と話しかけられたり、オンラインミーティングに遅刻したり、チケットの名前を間違えて予約したり、いろいろありましたが、何はともあれ、旅行は非常に楽しかったし、いろんな経験ができて少し成長できた気がします。お世話になった才田には感謝しています。
続いては、ここまでたくさん登場してきた才田君です。彼は最近、フランスにラグビー留学に行ったついでに着手した研究が軌道に乗り、ついには論文をだそうかというところらしいです。本来の目的を見失わず、このまま頑張って欲しいです。