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2025

ウェルシュ菌

かほちゃんから紹介を受けました、副将の新家です。残念ながらあまり親切心がないので、小学生相手でも同じ説明をしただろうと思います。ガチ陰なので不特定多数に教えるのはあまり好きではありません。



さて今年も暑くなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今回のブログはそんな暑い季節に気をつけるべき項目のひとつ、食中毒について話します。



部員のほとんどは一人暮らしですが、昨今続く食材の高騰は、特に外食勢に打撃を与えています。例に漏れずズボラな私は、学食と百万遍のチェーン店に入り浸っていた訳ですが、ついに自分が感じる商品の価値とその値段のギャップに耐えきれなくなり、学期中も自炊をどうにか続けようと決意しました。

土日やオフの日は時間に余裕があるので良いのですが、研究室と部活のある火曜から木曜の夜飯はどうしても作るタイミングが無く、卵かけご飯になっていました。食材を買い忘れたりして三食TKGの日が続き、流石にその味に拒絶反応が出てきたので、どうやったらこの状況を打開できるか考えました。



続けられる簡単さを考慮して私が出した結論は、月曜の夜にカレーなどの鍋物を大量生産し、4日に分けて食べるというものでした。もちろん食中毒の危険があるのは分かっていましたが、やってみないと分からないので、とりあえずやってみました。

結果、3日目のカレーで当たりました。検索したところウェルシュ菌というやつっぽいです。月曜の夜に作ってその日のうちに冷蔵したかったのですが、寝る時間になっても鍋は熱いままだったので、放置して次の日の朝に僕はそれを冷蔵庫に入れました。その日の夜(火曜)、その次の日(水曜)の夜は食べる分だけ取ってレンジで温めて食べました。正直水曜の夜の時点で少し腹が緩くなってた気はしましたが、木曜の昼頃から腹痛が出始めたので、作戦の失敗を認識しました。



話によると、ウェルシュ菌は加熱しても芽胞を作るため死なず、さらに自然に冷める過程(常温、特に43〜47℃が至適温度)で急速に増殖するらしいです。また嫌気性なので、大量生産の鍋だと空気に触れにくくさらに都合が良いみたいです。潜伏期間は6〜10時間。

対策は、急冷、小分け、再加熱(沸騰)らしいです。全部外していました。鍋のままだと冷めにくいですが、小分けにすれば冷えやすくなるので一石二鳥です。再加熱はレンジでは微妙みたい。

僕はあまり懲りていなかったので、つい3日前も鶏胸肉を美味しく食べるべくカンピロチャレンジを敢行しました。カンピロバクターの潜伏期間は平均2〜3日らしいのでなかなかスリルがありました。ちなみに中心温度75℃を1分で死滅するみたいです。ただし、少ない菌数でも感染するのでギリギリを攻めるのは危険です。

ウェルシュ菌は熱や嘔吐は起こさないので割と大丈夫なんですが、食中毒には他にも色々あり、大変なのもけっこうあります。

冬に流行しがちなノロウイルスは、食材としては生牡蠣や加熱不十分な二枚貝が感染経路ですが、上の2つと違って飛沫/空気感染するのでとても危険です。


ここまでで食中毒患者数ランキングTOP3が出揃いました。2023年の統計によると、

1位ノロウイルス(5,502人)

2位カンピロバクター(2,089人)

3位ウェルシュ菌(1,097人)

タイムツリーでも食中毒を理由に欠席する人が出てきたので、これを読んだあなたはくれぐれも食中毒には気をつけましょう。「つけない、増やさない、やっつける」が原則だそうです。



唐突ではありますが、やはり平日の自炊は難しいなあと思い、僕と太耀でクラブハウス飯会を発足しました。練習前に担当が料理を作っておき練習後に皆で食べて帰るのですが、自分以外の自炊が食べられるし食費も抑えられるので今のところとても有意義に感じています。いつか誰かのブログに登場するほどになるかもしれません。


次は、最近筆が乗ってきたらしい土屋君です。どんな文章が読めるのかとても楽しみです。


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