Blog

ブログ更新情報


2023

圧倒的にコイキング

げんとから紹介いただきましたBBQです。親からいただいた鈴木歩真という立派な名前はどこへやら。どうやら彼の理論では僕がBBQを企画しすぎるあまり、僕自身がBBQそのものになってしまったようです。その割にはよく肉を焦がします。

 

 

『圧倒的にコイキング』。それは、僕がえいすけにラインでこぼした言葉です。今年とっても苦しかった時期、僕はつい自分をそう表現してしまったのです。

 

まず『コイキング』とは何か。コイキングは「はねる」という技しか使うことのできないクソ雑魚ポケモンですが、進化すればギャラドスという最強ポケモンになります。つまりコイキングは、今は弱っちいけれどいつかは最強になるというポテンシャルを秘めているのです。

誰がそう言いだしたかはあまり覚えていませんが、いつからか一部のラグビー部員の間で『コイキング』というワードが僕を比喩的に表現する言葉となりました。つまり彼らの言い分は「歩真はポテンシャルだけで言えば、たくさん友達がいて女の子にモテる陽キャになれる可能性はあるものの、今はただのモテないデブ」ということなのです。潜在能力を褒められて半分嬉しい気もしますが、結局のところ「雑魚コイキング」と言われているのでムカつきます。えいすけなどは酔っぱらってくると僕の頭を撫でながら「お前はギャラドスになるんや。」と言っていつも僕を励ましてくれます。いずれにせよ『コイキング』という言葉は、僕にとってはあまり喜ばしい言葉ではありません。ましてや自分で自分をそのように呼称することは負けを認めているようなもので、通常であればありえないのです。

 

 

ではなぜ僕はよりにもよって『“圧倒的に”コイキング』と自分を表現してしまったのか。その背景には、今年ものすごい厄年だったことがあります。今年は3回生という大事な年であるにも関わらず、春シーズン調子が上がってきていたところで骨折し、長期離脱を余儀なくされました。骨折のせいで防衛大戦にも行けず、同期全員で集まった飲み会も不参加になりました。春シーズン打ち上げではみんなが楽しそうに2次会に行く中、翌日抜糸を控えていた僕はひとり電車で帰宅しました。夏休みに念願のap bank fesに行けば、猛暑の中、体力が激落ちした身体を松葉杖で引きずって丸一日歩かされ熱中症でぶっ倒れました。お盆に祖父母の家に帰省すれば、到着早々高熱が出てコロナになり、とんぼ返りして家で療養する日々を過ごしました。あとはめっちゃ勉強したのに普通に落単するし、貯金はなくなるし、就活では本選考に落ちるし、バイクを駐輪場にとめていたら隣の人に倒されてバイクに傷はつくし、山奥でバイクがパンクして高額な修理代を払わされるし、釣りに行っても何も釣れないし、女の子との出会いもなく、出会いがあっても何もなく終わるし。。。あとこれはただの愚痴ですが同期の誰も誕生日プレゼントをくれませんでした。もっと細かいことで言ったらたくさんありますが、ここまで書いて既にかなりブルーな気持ちになったのでやめておきます。4年しかない大学生活のうちのひと夏がこんな悲しい夏になってしまったのです。

 

そりゃあ自分で自分のことを『圧倒的にコイキング』と言いたくなるのもみなさんご理解いただけるでしょう。こんな幸の薄い骨折病弱デブ男は『コイキング』と呼ばれてしかるべきです。「はねる」どころか、骨折→熱中症→コロナという一連の流れで寝てばかり、「はねる」ことすらできないカス個体のコイキングです。

いやしかし今こそ、こんなつらいことがあったあとだからこそ、僕は改めて自分を『コイキング』だと表現したい。そう自分は『ギャラドス』になるポテンシャルを持った男だと信じたいのです。同情して欲しくてこんなことを書いたわけじゃない。自分は強い男になる時が来たのだと、進化して『ギャラドス』になる時が来たとそう言いたいのです。

本当は僕も早く復帰してみんなと一緒にラグビーをしてグラウンドで暴れたいんです。もう林田メニューをグラウンドの隅でやる日々とはおさらばしたい。彼女も欲しいんです。同期のように(誰とは言いませんが)彼女と鴨川を歩いたり、ディズニーランドに行ったり、他大学のマネージャーを捕まえたりしたい。最後のは半分愚痴で半分嫉妬ですが。男はいつまでもつらい過去を引きずっていてはいけない。前を向いて歩いていかねばならぬ。

 

ではどうしたら『ギャラドス』になれるのか?まずは痩せなくてはなりません。足が完治したらたくさん走ります。ラグビーももっと頑張らないといけません。今年はラグビーできない時期が長かったので、復帰したら一生懸命練習して勝ちに貢献したいです。大学の授業にも出なくてはいけません。たくさん勉強して単位をとって、4回生はラグビーと私生活に集中するのです。お金も貯めなければいけません。バイト始めないと。

そして彼女を作る。僕の頭の中の理想の『ギャラドス』像にはいつも隣にステキな彼女がいます。しかしこれが一番難しい。普段ラグビー部のメンバーとばかり一緒にいる僕にとって出会いはそうそうあるものではありません。結局僕がこのブログで一番言いたかったことは何か。これを見たそこの君、僕に女の子を紹介してくれ。合コンをセッティングしてくれ。あるいは読者の中に女性がいたら僕と遊びに行こう。僕も貴女にふさわしい男になれるよう精一杯努力するから。

 

 

半分冗談で色々書きましたが、つまるところ、悪いことの後には良いことがあると信じて頑張っていきたいという今の抱負です。僕の22歳の一年は、現4回生にとって大切なシーズン最後の2か月間があり、そして自分も4回生になる大切な年なので、グラウンド内外でたくさんのことに挑戦していい一年にできるよう頑張りたいです。そしてより濃密で楽しい日々をみんなと過ごしていきたいです。なのでみんなますます仲良くしてね。あとあんまりマン虐とかやめてね。つらい時にあれやられるとほんまに結構傷つくからね。

 

去年のブログでは締めの言葉に「来年こそはナイトプールに行ってピチピチのアオリイカを釣り上げ、美味しく頂きたいものですね。」などと書きましたが、まったくもって一ミリも達成できませんでした。しかし今回も懲りずにこう締めたいと思います。

来年こそは彼女と幸せな日々を過ごし勉強もラグビーも絶好調の、最強の『ギャラドス』になりたいものですね。(特大フラグにならないことだけを祈りながら)

 

 

次は仲良しのナカタケです。

前回彼を「仲良しのナカタケ」と紹介したところ、彼は「あゆまはキモい」とのブログを返してきたのですが、それを見た僕が不快に思わないか気遣ってくれた彼は、そのブログを投稿する前にその文言が嫌じゃないかと僕に聞いてくれました。そんな優しくて素直じゃない彼が僕は好きです。

 


コメント
名前

内容