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2025.06.21
「NZラグビー留学体験記(後編)〜成長の実感と、これから〜」
【NZラグビー留学体験記・後編公開】
このたび、3回生・大鶴誠によるラグビー留学体験記の【後編】をお届けします!
前編では、留学のきっかけや日々のトレーニング、クラブチームでの挑戦について紹介しましたが、
後編では、実際に得られた学びや自身の変化、そしてこれからの意気込みについて綴っています。
異国の地でのチャレンジを通じて、何を感じ、何を持ち帰ってきたのか——
ぜひご一読ください。



「NZラグビー留学体験記(後編)〜成長の実感と、これから〜」
4. 留学を通じての学びと成長
この7週間の留学を通して、プレー面でもメンタル面でも、自分自身の大きな成長を実感することができました。
中でも最も強く感じたのは、フィジカルの差が生み出すプレー環境の違いです。ニュージーランドの選手たちは、自分よりも10cm以上背が高く、体重も明らかに重い相手ばかりで、常に「自分より大きくて強い選手」と対峙しながらのプレーが求められました。特に10番としてプレーする場面では、一つ判断を誤れば、自分の内側から巨体が猛スピードで飛んでくるという緊張感の中で、瞬時に判断し、適切なプレーを選択し続けることが必要でした。このような環境に身を置いたことで、試合中の判断スピードと判断の質が以前よりも確実に鍛えられたと感じています。
また、クラブチームやアカデミーでは、多くの外国人選手たちと日常的にコミュニケーションを取る必要がありました。言葉や文化の違いに戸惑う場面も少なくありませんでしたが、それでもラグビーという共通言語を通じて、少しずつお互いを理解し、信頼関係を築いていく過程は、自分にとって非常に大きな経験でした。
英語で自分の意思を伝える難しさ、相手の立場を尊重しながら意見を交換する姿勢、そして異なる価値観の中でも一つの目標に向かって協力し合うことの大切さを、肌で学ぶことができました。これはラグビーだけでなく、今後の人生すべてに活きる財産になると思います。
5. 今後への意気込み
今回の留学を通じて得た経験や学びを、今後は京都大学ラグビー部にしっかりと還元していきたいと強く思っています。
ニュージーランドで体感したプレーの強度や、選手たちのラグビーへの姿勢は、自分にとって大きな刺激となりました。もちろん、あちらのやり方がそのまま日本人や京大の環境に適用できるとは限りませんが、技術や身体能力の向上だけでなく、ラグビーに対する考え方や取り組み方といった本質的な部分は、十分に共有できると感じています。
今後は、自分自身がもっと高いレベルを目指して努力を続けるとともに、留学で得た知識や視点を、練習や日々の活動の中で自然に還元し、チーム全体の底上げに繋げていける存在を目指していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の留学で得た経験を糧に、今後も京大ラグビー部の一員として成長し続けていきます。今後ともご指導ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
大鶴 誠


2枚目 Academy の入り口
3枚目 Christchurch Clubのジャージ
4枚目 オタゴ大学医学部
5枚目 オフの一日
6枚目 ホストファミリーと