つい最近までバケハに興奮してご飯中でさえもかぶり続けていたかわいいラグビー少年、つっつから紹介を受けました石塚です。あの映画は誰が何と言おうとホラーです、絶対に。映画を見に行ってずーっと時間を気にしてたことなんて初めてです。もう二度とホラーなんて見ません、ここに誓います。ちなみに京都に来て初めて迎えた誕生日には、私が怖いのは無理だとわかっているにも関わらず同期たちが無理やり夜の吉田神社へときもだめしに連れていってくれるという大変嬉しいプレゼントをしてくれました。みんな、ありがとう。
さて、今回初めてのブログということで何について書こうかと考えた結果、1回生前期にして私の大学生活史上最も記憶に残り続けるであろう大事件について話すことにしました。
まず本題に移る前に京大法学部のとある専門科目について話そうと思います。法学部の専門科目はほとんどが激ムズ期末試験100%で評価され、学年の3分の1が留年するらしいです。(こんなこと全く知らずに入学してしまったなんちゃって法学部の私はお先真っ暗です。)そんな中でも1回生前期の配当科目は比較的楽単なほうと言われており、唯一厄介なのが「家族と法」という家族法を学ぶ科目でした。この科目では離婚沙汰や遺産相続と人間のドロドロについて学べてなかなか面白かったこともあり、1番時間をかけていたと思います。とにかくこつこつと勉強して勉強して勉強して勉強して勉強してまいりました。この「家族と法」がこれから起きる事件の舞台となるのでみなさん覚えておいてください。
大学生となって初めての期末試験に追われて、そうこうしているうちに迎えた7月23日、とうとう「家族と法」の期末試験がやってきました。とりあえず後ろの方の左端の席に座ってみたけどやっぱ違うなと思いながら右端の席に移動してみたり、直前にお昼ご飯を食べたから眠くなんないかなーととか、今回の試験官クセがすごいなーとか考えてみたりしている間に緑色の字が書かれた厚めの答案が配られて試験スタート。法的三段論法?に苦戦しながらも、2年連続で出題がないから今年こそはと思い前日に勉強したところが見事的中して興奮を覚えながらも解き進めていたらあっという間に試験終了。1問解き終わんなかったことに不安を覚えつつもなかなか会心の出来でこれはいけたと単位取得を確信。終了直後興奮冷めぬまま前に座っていた友人に話しかけ答え合わせ。試験官が「解、用、を左端の席に、、、」「まだ提出していな、、、ませんか?」とかなんか言っているなと思いながらも友人と次々と一致していく答えに議論はさらにヒートアップし、気づけば周りにはほとんど人がおらず。職員の「次の試験でこの会場を使うので急いで退出してください」という声掛けでようやく議論も収束し、問題用紙やら緑っぽい厚紙やらを急いでかばんに入れて退出。友人とはそこで分かれて間食とテスト勉強のために中央食堂へ直行しました。軽くご飯を済ませてさあフランス語の勉強をしようとかばんからファイルを取り出してプリントを探そうと中をがさごそ。なかなか見つからなかったのでファイルに入っているプリントを1枚ずつ確認していくことに。1枚、また1枚とめくりつつこれはライリスのプリントだな、これはさっきの問題用紙だな、次は緑色の字の、、、、、、、、、、、
ここまで読んだあなたならきっともうお気づきでしょう、そうですファイルの中にはなんとあの「家族と法」の解答用紙が入っていたのです。本来あってはならないものの登場に一瞬脳がフリーズしたのも束の間、一気に血の気がひき、気づいた時には教務掛の窓口へと全力疾走していました。もちろん職員の返答はNO。予想通りカンニングの可能性があるからと言われ、例えカンニング犯でもこんなバカでバレバレなカンニングをする奴いるわけないだろとブツブツ思いつつも、ダメ押しでわけを説明して懇願してみると何やらどこかに電話をかけ始めてくれましたが案の定結果は覆らず、、職員も私を気遣ってのことか、「試験を受験していないことになるから学部素点には影響は出ないよ」と言ってくれましたがそんなこと私には関係ない。やり場のない恨み、絶望、後悔、妙な興奮でふらふらほっつき歩いていると珍しく勉強する同期で同じ法学部のゆうやを発見。最初は魂の抜けたような私に戸惑いを見せつつも、わけを説明した途端に大爆笑。(そんな彼は普通に試験を受け、普通に解答用紙を提出し、普通に落単してました。)その後は血迷って法学部の先輩のたいようさんに電話をして部活の相談だと勘違いされてしまい(たいようさんあの時は本当にすいません)、同期のけんたに至っては事の深刻さに全く笑えないと謎に励ましてくれ、一旦はこの恐ろしい事件は終わりを迎えました。
私が解答用紙を出し忘れた原因(ただの言い訳)について考えてみると、
・試験官のクセが強く、普通1人ずつ周って回収するのになぜか左端の人のところに寄せさせたこと
・一旦は左端に座ったのに謎に右端に移動してしまったこと
・同じ列の左端の人が私が解答用紙をまわしていないのに気づいているのにも関わらずわざと声をかけなかったかもしれないこと
・友人と隣同士ではなく前後に座ってしまったこと
などなど様々な不運が重なって起こってしまった逆奇跡的な出来事だとわかりました。
以上長々しい話になってしまいましたが、結論完全に私が100%悪いです。言い訳してすいません。みなさんも解答用紙の出し忘れにはくれぐれもご注意ください。まあそんなことをする真のアホは私くらいでしょうが。
※タイトルは私が同期にこの話を伝えた時に名付けられた不名誉な名前です。この先一生いじられ続ける気がします。
次回は入部から15キロも増量に成功したこうきです。彼はなかなかの潔癖症で自宅の4分の3には立ち入らせてくれません。そのくせに他人の家では堂々とベッドで寝てくるやばいやつです。普段チャッピーに課題をやらせている彼ですが、今回珍しく自筆ということでどんな文章を書いてくれるのでしょうか。

