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クリスマスを振り返って

 こちらのクリスマスは特に若者にとっては宗教色はすっかり薄れてしまっているらしく、そういう意味では日本のイベント化されたクリスマスと同じかもしれませんが、日本と違うところといえば、クリスマスの日は家族で家で過ごすもの、ということです。

 それは大変結構なことなのですが、日本からたずねてきた友人とロンドンに滞在していた私にとっては、少し迷惑な話でした。というのも、24日の夕方からすべてのものが閉まり出し、25日はお店というお店はもちろん、地下鉄も基本的にはバスもすべてが止まってしまうのです。バスは何本か走っていましたがルートも本数も恐ろしくかぎられていました。

 確かにクリスマスの日に働きたくないというのはよく分かるのですが、世界中から観光客が集まる大都市、という立場を自覚してロンドンももう少し観光客にやさしくしてくれてもいいのでは、と思ってしまいました。

 私たちはあまりにすることがないので、外からでも楽しめるものを見に行こうということでビッグベンやバッキンガム宮殿のあたりに行ったのですが(もちろん歩いてです)観光客の考えることは同じらしく、たくさんの観光客が来ていました。

 さらに、25日だけならまだなんとか我慢できますが、26日もボクシングデーという祝日で地下鉄などは間引き運転で動いていましたが、大きな列車の駅が丸ごとしまっていたりしました。日本でいえば大阪駅や京都駅が丸々2日にわたって閉まるなんてことちょっと想像できないですが、こちらでは毎年起こっていることのようです。

 パリでクリスマスを過ごした友人によると、パリはちゃんと地下鉄も動いていたらしいです。アラブ系のお店などがなんとか数件あいていたので、食べるものがない!という事態には陥らずに済みましたが、この先ヨーロッパでクリスマスを過ごすという人に会ったら、なるべくロンドンは避けた方がいいですよ、と言おうと固く心に誓ったクリスマスでした。

1999/01/14

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